2013年3月24日日曜日


さとうしゅういちさん、2年前の県議選の時の動画です。

惜しくも当選には至りませんでしたが、さとうさんのようなハートの温かい方が、国会議員の1議席に付くことができれば、どんなに素晴らしいことでしょう。

更に、経済政策については、 竹中平蔵さんを代表とする新古典派の経済学を打ち破る理論をこの頃から持っていらっしゃいました。

私と2人で東京で会っていただいたときに、「為替介入だけではなくて、金融緩和で円安にできるよね」という話をしたのは、何年前だったでしょうか。

私達の予想どおり、野田内閣では中途半端な為替介入しかできずに80円を切る円高から抜け出すのがやっとでしたが、安倍内閣の金融緩和で、見事にその理論を証明することができたのでした。

しかし、アベノミクスの場合は大きな矛盾があり、公務員給与の削減や、生活保護費の削減など、緊縮財政を併用させるという複雑な方向性を持っていますが、これも、さとうさんなら見事に解析していただけるものと思われます。

更に安倍首相は、どうして竹中平蔵さんを産業競争力会議に復職させ、経団連の望むように、正社員の首を切りやすい法改正をしようとするのでしょうか?

なぜ、麻生財務大臣は、自殺者を2万7千人まで減らすことのできた要因である、中小企業金融円滑化法を今月末に廃止にしようとするのでしょうか?


それは、近い将来にまたバブルを崩壊させ、デフレに誘導させる政策に他なりません。

75%の人がまだ景気回復の実感がないと言われている一方で、アベノミクスで25%の人が景気の良さを感じていると言われていますが、それは一部の投資家と、円安で収益の良くなった輸出企業の景況感の域を出るものではありません。

一部でポルシェや、高級腕時計が売れている報道の理由は嘘ではないのでしょうが、株価が40%程度回復する小バブルの渦中で、売り抜けた人がいるという単純な話です。

小泉改革のときに、株や為替バブルで儲けた人の景気の良さと同等のもので、コツコツ努力をして昇給を待ち望んでいる労働者の景況とは、まったく別の世界の話でしかないのです。

「その国の民のレベル以上の政治家は出てこない」といいますが、金融緩和の意味も分からない多くの庶民が、アベノミクスの評価をするのは本来難しいものでしょう。

さとうさんを当選させられる民度まで、私達が上がっていくことのできるその日が来るまで、この国の明るい未来は決して来ないのです。

と、私は断言させていただきます。

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